猿島へ行ってきた。
苔むした壁と薄暗いトンネルと。冒険心がいや応なしにくすぐられる。
神奈川県は猿島へ行ってきた。 横須賀中央から徒歩15分程度の船着き場から出港。 本州と猿島を結ぶ定期船は30分毎*1に出ており、乗船時間も片道10分程度。思い立ったらすぐ立ち寄れる無人島。はてなブログの写真クラスタの方々がときどき足を運んでいるのを見ていてずっと気になっていた。 この度、梅雨の合間の晴れた日を見計らい行ってきました。
トンネルに次ぐトンネル。ひさしぶりに持ち出した50㎜でエイヤと切り抜く。これがトンネル効果なんすかねえ。*2
ゆっくり出発したこともあり、猿島に上陸したのは13:40ごろ。一緒に上陸したお客さんには親子連れが多かった。おそろいのシールを帽子に付けていたので、子供会の遠足か何かだったのかもしれない。
望遠鏡の先に見えるものはなんなのか。
猿島は観光向けの道が整備されている。逆に言えば、整備された道以外は原則立ち入り禁止。だいたい島の森を横断するコースを往復する感じになる。ゆっくり過ごすと3時間ぐらい滞在できるかもしれないが、私は2時間ぐらいでおなかいっぱいだった。
上の写真は船着き場から見てちょうど島を横断した反対側の広場の写真。ここから階段に沿って降りると岩場に出られる。釣り人がいたりする。
季節は梅雨だったが、木々の緑はすでに夏を感じさせ始めている。
私が行った日は最高31度の快晴でした。日が射す部分は明るいが、猿島内部はだいたい薄暗い森の中。ssが稼ぎにくいところが多かった。
旧日本軍の要塞だったこともあり、通路の壁にはいくつもの部屋がある。それぞれが兵舎や弾薬庫だったりしたらしい。
前述の親子連れはガイドさんに導かれ、弾薬庫の中も観光していた。私も中を見てみたかったな。
猿島はどこも薄暗く、iso400のフィルムで絞り1.4でssが1/8なんてこともままあった。しょうがないので手すりにおいて撮影。
猿島は観光地であり、アクセスしやすさもあり、休日ということもあり、観光客がたくさんいた。
ただ、ときどき人の切れ目に遭遇するので、そんな時を見計らえば人のいないミステリアスな雰囲気*3の写真も撮れるっちゃ撮れる。
トンネルの中はもうどうしようもなくて、「手持ちバルブ撮影」という暴挙に出た。
私のフィルムカメラPentax SPは露出計が内蔵されているが、暗いところだと露出計の指す針が見えづらい。
そんな時は仕方がないので結局「勘ピュータ」に頼る。エイヤとシャッターを切る。
こちらは「床置きバルブ撮影」。なんともはや。
三脚を買うべきか。まずはトラベル三脚からか。ただ、観光地は三脚禁止のところもあるし、禁止されていなくても、三脚を通路の真ん中でどんと構えて撮るのもなかなか図々しくもある。周りを考えつつ導入していきたい。