RICOHFLEX奮闘記。

例によって例のごとく、ぐだらぐだらと書いておりますので、免責事項以外は斜め読みぐらいで丁度いいかもしれません。今度試写の結果を写真だけでまとめようかと思います。

もくじ

免責事項

この記事は個人でのカメラ修理を推奨するものではありません。
この記事により生じるいかなる機器や心身の損害に対して一切の責任を負いかねます。

はじめに

二眼レフカメラとわたし

私は去年の秋ごろからカメラに興味の湧いたぐらいのぺーぺーなんですが、恐れ多くも二眼カメラに興味が湧いた。

私がいつも使ってるカメラは典型的な一眼レフカメラ。 レンズが一つあって、本体があって、ペンタプリズムの収まった屋根があって、ファインダーが一つ。 メーカーの違いや、時代の違い、撮像方法の違いとかいろいろあるけど、だいたい光の通る道筋は同じ。目的も手段もだいたい同じ。一眼レフは何がどうなって写真になってるかだいたい仕組みがわかってきたので、道具としての愛着もどんどん湧いて来てる。

一方で、このお話の主役の二眼レフカメラ、レンズはあるが、1個多い。上と下に1つずつ、合わせて2つある。もちろん本体はあるがなんだか縦に長いし、なんというか直方体だ。ペンタプリズムが収まってそうな屋根もない。ファインダーはなんでも本体てっぺんにあるらしい。でも姿かたちは違えど、目的は同じ(はず)。言ってしまえば手段もそんなに変わりない(はず)。以前から興味はあったけど、なかなか手が出せずにいた。

RICOHFLEXとわたし

先日世界の中古カメラ市へ顔を出した。 オープンな雰囲気の中カメラを眺めることができたし、自由に触れるジャンクコーナーも充実していた。 中古カメラ屋に独特の落ち着いた雰囲気はあんまりなかったけど、こういう展示会も悪くないなといったところ。
ics1972.jp
そこで出会ったカメラがRICOHFLEX。とはならない。残念ながら。
そこでは海鴎という二眼レフと出会った。上海のカメラメーカー製らしく、歴史も長い。これはこれで魅力的なカメラらしいが、 結局最後の勇気が出ず。その日は手ぶらで帰ってきた。 もともと見学で済ませるつもりでいたので予定通りである。 ただ、二眼レフほしさは着実に高まっていた。

(中略)

私はジャンクのRICOHFLEX MODEL VIIを手に入れた。

カメラいじりとわたし

以前からカメラを分解してみたいという興味はあった。 そこへ比較的構造が簡単らしいRICOHFLEXがジャンクな状態で安く手に入ったので、いざ修理といったところ。 id:ino_nullさんもすなりカメラ修理をしてみんとてす*1
ino-null.hatenablog.com

わたしの手先

参考程度に書いておくと、私は手先が器用なわけでない。 もちろん機械式目覚ましを分解したことはない。 プラモデル*2を作るのは好きです。 ただ塗装はしたことない。 素組で満足。

そのくらいの手先の器用さ加減。

修理?したってこと

初期状態

こんな感じでした。
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手を加えたいと思った点は以下

  • ファインダーの暗さ
    • もともとこのカメラはファインダーが暗いようですが、 結像するための磨りガラスが汚れていたり、像を反射させる鏡が曇ってたりで、なかなか本格的に見えずらい。
  • レンズのカビ
    • テイクレンズはカビだらけだった。
    • ビューレンズのほうは使用に支障のない程度のカビ加減。
  • シャッター成功率
    • シャッターは全速切れているようだし、絞りもまぁまぁスムーズに動く。ただときどきシャッターが粘ることがあるので油を注すなりテンションを調整するなりしたいところ。
  • 焦点合わせ
    • 焦点距離がビューレンズのメモリから読めるのだけど、なんだかあっていない。ピントをぐるぐると合わせていると、無限遠の向こう側まで平気で回転してしまう。こうなるとそもそもビューとテイクの焦点があっているかも怪しいところ。一眼レフなら写真に写る像を直接確認できるが、二眼レフの場合はビューとテイクにわかれているので不安が残る。前の持ち主が修理をした時に残った不具合か*3

ガラスからアクリル板へ

まずファインダーが暗いのを何とかしたかった。 本体上面の4つのねじを外すと、像を結ぶための磨りガラスと反射させるためのミラーへ簡単にアクセスできた 。噂に違わぬシンプル構造である。
磨りガラスの方は中性洗剤と流水で丁寧に洗うことで、難なくきれいになった。 一方で反射させるミラーはそうはいかなかった。 無理に汚れを落とそうとすると、汚れと一緒にミラーの加工まで剥離してしまいそう。 また、表面の汚れだけではなく、そもそものミラーの加工がところどころ剥がれてしまっていることも見ずらさの原因になっている様子。
ミラーに代わる物がないかと東急ハンズを物色していると、鏡面加工済みのアクリル板を見つけた。厚みもちょうどよい程度でなので買って帰った。
鏡面加工が施してあるとは言え、所詮アクリル板なので簡単に加工できる。 もともとの鏡の形を鉛筆で写して、その線に沿って切り抜けばいい。 世の中にはアクリルカッターなる便利なものもあるそうだけど、100均で買った折れ歯のカッターで根気強く切れ目を入れて、力をかけるとなんとなく望みの形へ加工できた。 f:id:yshira:20160308220659j:plain f:id:yshira:20160308220721j:plain
ただこのアクリル板に施されている鏡面加工は剥げやすく、ちょっと固いものが擦ると簡単に取れてしまう。そこで鏡面加工が施されている裏側に補強のためのマスキングテープを張り、直接に擦れることがないようにした。どれだけ効くかはわからない。気休め程度かもしれないが、貼っておいて損はないはず。
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ここで少し気になる点がある。 もともと入っていたミラーの場合は、ガラスの表側に鏡面加工が施されているけど、今回代用するアクリル板はアクリル板の裏側に施されている。 アクリル板の厚みは1mm程度だけど、光の通る距離が変わるのでビューレンズの焦点を調整してあげないといけない。 ただ、今回の場合はビューレンズのカビ取りも兼ね、どうせ全部ばらして再調整することになるので気にしないことにする。

呉工業シリコンルブスプレーとルービックキューブ

ルービックキューブの滑りをよくするスプレーと言えば、呉工業のシリコンスプレーである。」と誰かが言った気がする。

KURE [ 呉工業 ] シリコンスプレ- (420ml) 潤滑・離系剤 [ 品番 ] 1046 [HTRC2.1]

KURE [ 呉工業 ] シリコンスプレ- (420ml) 潤滑・離系剤 [ 品番 ] 1046 [HTRC2.1]

 

Amazonの「よく一緒に購入されている商品」にも堂々と一緒に並んでいる。
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いきなり話がズレてしまったが、私には
「1分以内にルービックキューブを6面揃える」
というかくし芸と呼ぶにはインパクトの薄い特技がある*4

ルービックキューブの楽しみ方はいくつかあるが、私の興味は「いかに早く6面揃えられるか」であった*5。 呉工業のシリコンスプレーもキューブの摩擦を少なくしスピードを追求するために購入したものだった。

 

zap-eel.hatenablog.com

 


このスプレーを吹くと部材同士の摩擦が驚くほど小さくなる。今回の修理にも何度か登場して窮地を救ってくれた。
下の写真はビューとテイクレンズを結ぶレンズカバー?の芋ネジを外そうとしている場面。 小さいネジががっちり埋まっていて動かず、無理に力をかけるとねじ山をつぶしかねなかった。しょうがないからスプレーを吹いて一晩寝かせ、次の日にもう一回試すと少し手こずったがなんとか芋ねじを緩められた*6f:id:yshira:20160313150519j:plain

ただ、滑りがよくなるスプレーはカメラの修理でうかつに使えない(ような気がする)。 というのも機械式シャッターはバネの弾性力や金属同士の摩擦力といった力学の上で成立している(ような気がする)。 よって本来すべると想定していない部品がスプレーの効果でうっかり滑ってしまうと動作が不安定になったり、最悪機能しなくなる(ような気がする)。
それでもシャッターユニット近くでシリコンスプレーの力を借りたい場面はあった。 そんなときはスプレーの蓋の中にスプレーを十分噴出し、意図的に液だれを起こし、そこから先の細い棒*7で流し込む方法で代用した。 いつかプラモデルの雑誌で学んだ塗装の知識だけど、役に立った(?)。 なかなか気の長い作業だった。 f:id:yshira:20160308224424j:plain

かに目回しとクレカ

世の中にはかに目回しなる道具があるらしい。

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なんでも、こんな風に溝の入ったねじを回すための道具らしいが、残念ながら僕はそんなものを持っていない。 溝に合うものがないかなーと探していると、 使わないちょっと厚めの会員カードや期限のきたクレカがちょうどいい大きさだと気づいた。
単純な場合は差し込んで回せばいいし、
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ちょっと入り組んだ場合もハサミで切ってクレカ側を加工すればちょうどいい大きさの道具が用意できる。
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クレカをかに目回しの代用品として使うメリットは、手に入りやすことだけではなく、溝を舐めにくいこともある。 クレカはカメラの部品である金属に比べ圧倒的に柔らかいので、不必要な力が加わった際に駄目になるのは溝ではなく、クレカ。 これは「PentaxSPの底の電池蓋を開ける時に使うコインには、柔らかいアルミでできた1円玉を使うと舐めにくい」なんて工夫に通じるところがある。

カビ落とし

ビューとテイクのレンズに生えていたカビを落とす。 巷ではレンズのカビ取りのために、カメラレンズクリーン液、家庭用中性洗剤(!?)、カビキラー(!!??)など各種解決方法を試している先人がいるが、私は今回家庭用中性洗剤を採用した。

二眼レフのテイクとビューそれぞれのレンズをばらすのだけど、途中で混同しないよう二つの容器で別個に洗浄した。同じ寸法のレンズでも個体が違うと微妙に差が出る気もするし、きっとトリプレットの組み合わせで調整してるのだろうから混ぜないほうがベターだろう。ちょうどよい容器はなかったのでペットボトルの底を使った。なんというか必要十分。 使い終えたら捨てられる。

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まず夜にばらして洗剤へ一晩浸けた。朝にはなんだか溶液が濁っていたので、朝に洗剤を取り換え、夕方まで再度浸けた。 レンズなんて普段はめったに触れないし、触れるにしてもクリーナー越しでしか触らない。 そんなレンズに洗浄のためとはいえ、素手でさわるとなんだか悪いことしている気分。 触っちゃいけないものを触っている感あった。

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これが夕方までつけた後のテイクレンズの中玉の様子。だいぶ透明に近くはなったけど、結局曇りは除ききれなかった。 試写の結果が悪かったら、カビキラー洗浄も視野に入れたい。
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モルトプレーン

今回のカメラ修理、古いカメラにありがちなモルトプレーンの問題とは縁がなかった。 というのもモルトプレーンがすでに毛糸で置換されていたからだった。前の持ち主の工夫だろうか。大切に使ってもらっていたんだろう。
いったんこのまま使ってみて光が漏れているようなら対策を考える予定。 裏ぶたを閉めて、バルブモードでテイクレンズを外から覗いてみても、光が漏れている様子はないのでたぶん問題ないと思う。
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テンションの調整

私の持ってる一眼レフカメラはどちらもフォーカルプレーンシャッターのものだが、RICOHFLEXはレンズシャッターである。 二眼レフにはレンズシャッターが多いイメージ*8。レンズシャッターはシャッターの機構が比較的独立しているので仕組みを掴みやすいかもしれない。
事前の点検の際にシャッターがときどき半開きで止まる症状があったので、機構内部のテンションが低いのかなと当たりをつけていた。 しかし、シャッターユニットの蓋を開け何度かシャッターを切っていると、どうやら逆にテンションが高すぎて、滑るべき部品同士が滑ってないことに原因があるらしい。下の図のピンセットの先にあるバネがテンションがやたら高いバネ。シャッターを開けて閉じる際に時差をつけて露光時間を確保する役割をしてる(と思う)。ピンセットで該当バネを少し延ばしてやり調整した。
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組み立て

一つ一つの修理が終わったの組み立てていく。
がしかし、レンズを一通り組み立てたところで像を全く結んでいないことに気づいた。
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何も写ってない。

一瞬絶望したけど、気づいてみると理由は単純だった。 中玉を入れ忘れていたのだった。写らないわけである。 実は上の写真の右端に入れ忘れていた中玉が写っていた。あとで気づいて一人で笑ってた。
中玉を込めたら写った。ひと安心。
ファインダーにコカ・コーラが見える。
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ピント合わせ

無限遠を合わせるには、夜に遠くの明かりへピントを合わせるのが良い」と誰かに言われた気がするので、今回はそうしてみる。
あっているだろうか*9
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ビューレンズのピント合わせは遠くの明かりをファインダーで覗いて合わせられるとして、テイクレンズの無限遠はどうやって合わせようかと悩んでいた。先人たちの知恵を拝借したところ、結像用の磨りガラスをマスキングテープで代用できるとの記述を見つけたので試してみる*10
たしかに倒立したコカ・コーラとテーブルライトの像がマスキングテープに映っている。スマホの写真だと伝わりづらいが、思ったよりはっきりと映っていて驚いた。
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こちらもビューレンズ同様に遠くの光へピントを合わせることで無限遠をだしてみる。
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これで各レンズのピント合わせが済んだ(として)。2つのレンズ間でピント修正を同期させるために、歯車でつないであげる必要がある。
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ただ、この歯車意外と幅がないので、2つのレンズの高さがあってないと歯車がうまく噛んでくれない。そのためレンズの高さは合わせる必要がある。 f:id:yshira:20160309233325j:plain
かつ、無限遠から近接側にレンズを回した時に、レンズがうっかりぽろっと取れてしまわないように、無限遠のときはある程度深くレンズがはまっていないといけない。そんな条件を満たすようにビューレンズの土台の高さを合わせる。 f:id:yshira:20160309233306j:plain

説明下手なので悲しくなったが、要するに以下の3つ*11の拘束条件を考えた上で2つのレンズのピントを合わせないといけない。

  • 各々のレンズのピントは同期していないといけない。
  • 2つのレンズの高さは合わなくてはいけない。
  • ビューレンズの土台の高さは、無限遠がある程度深く刺さった状態になるように調整する。

今回は勝手もわからず、いろいろ試行錯誤を繰り返したけど、 結局以下の手順で調節すれば良かったんだと思う。たぶん。

  1. テイクレンズの無限を合わせる。
  2. テイクレンズの高さへ、ビューレンズの土台の高さを合わせる。
  3. ビューレンズの無限を合わせる。
  4. ビューとテイクの高さが許容範囲か確認する。*12
  5. レンズカバーを被せ歯車を噛ませる。

おわりに

8㎝

いままで私が使ったことのあるレンズの中で焦点距離が最長のものは58㎜のHelios-44-2だったんだけど、RICOHFLEXはなんと8㎝。 最長記録を大幅に更新する。 いったいどんな世界が見えるんだろう。 あと焦点距離の単位がmmでなくcmというのも新鮮。 なんの違いなんでしょう。精度を保証する際の有効桁が違うの?なんなの?

昔の持ち主のあと

無限遠を調整した後のビューレンズの様子。
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偶然とは思えない程3本のひっかき傷がピタリと合ってる。これもモルトプレーンの交換同様に、昔の持ち主が無限遠を確認した時の目印かもしれない。 いったい何人の持ち主を経て私の手元にたどり着いたんだろう。 私もこのカメラを大切にしたい。

カメラがかわいそうか

1954年当時の職人が手掛けたカメラを2016年のトーシローがバラして組み立てて。見る人が見たらきっとお粗末な出来栄えなんだろう。 実際このカメラの場合、先の持ち主の手により修理されたような形跡がいくつか見られ、それは良い方向に向かっているものもあれば、悪い方向に向かっているものもある。
ただカビカビレンズでピント合わせもままならない状態で放っておくのもそれはそれで違う気がする。 息を吹き込んだなんて大それたことを言うつもりはないけど、私が使うものを私が修理する。そうシンプルに考えて今は納得することにする。

芋ねじと懺悔

これまでの記述では触れていないが、今回の修理で失敗したことも持ちろんある。それは芋ねじのねじ山をつぶしてしまったことだ。テイクレンズのレンズカバーを止めるための芋ねじ3個のうち1つを潰してしまった。呉のスプレーを吹いてもなかなか緩まず、2日ぐらい格闘している間に潰してしまった。残り2つの芋ねじをきちんと閉めれば、レンズカバーはしっかりと止るのだけど、カメラに対し申し訳ないことをした。

参考

以下に挙げるサイトを始め様々なサイトの修理メモを参考にさせていただいた。 文章として残っている記述が参考になるのはもちろん、 何気ない写真も拡大すれば右ネジか左ネジか確認するための貴重な手がかりになる。大変助かりました。 この場を借りて感謝申し上げます。

ikontablo.exblog.jp

ameblo.jp

試写結果速報

結論から述べるとビューとテイクの無限遠がそろっていなかった。無念。一発OKとはならなかった。 撮影時にファインダーで見た像は、確かに無限遠へピントが合っていたのだが、実際に現像から帰ってきた写真を見ると少し手前にピントが合っている。 微調整して再度試写へ臨みたい。

1回目および2回目の試写結果まとめ  

 

zap-eel.hatenablog.com

 

*1:正確にはRICOHFLEXの修理を始めたのはこの記事が公表される以前であったのだけど、修理中にこの記事を読んで親近感が湧いたし、モチベーションも高まった。

*2:ここでプラモデルが指すのは具体的にはガンプラで、これは基本的にニッパーさえあればよく、接着剤を必要とせずに作れる比較的簡単なものです。

*3:ここらへんで後述のカメラがかわいそうかという話につながる。

*4:さっきひさしぶりに触ってみたら記憶があやふやで数分かかってしまった。また練習しなければ。

*5:スピードキューブと呼ばれるこの競技において1分を切ることはまったくの序の口なので、私はルービックキューブにおいてもやはりペーペーなのである。

*6:念のためレンズ表面にシリコンが飛ばないようにマスキングテープを貼っている。

*7:私の場合はクリップを伸ばしたもの

*8:というかフォーカルプレーンシャッター方式の二眼レフとかあるのかしら?

*9:むしろスマホのカメラのピントが合ってくれない。

*10:ケースに対してマスキングテープを正直に貼ると、実際にフィルムが存在する面よりマスキングテープの面が後ろになってしまうので、フィルム押さえの存在を考慮しながら少し内側に来るように貼ってあげる必要がある。

*11:もしかしたら上2つは自ずと同時に満たされるのかもしれない。

*12:2つのレンズの高さを合わせる必要があるのは、写真を結像させるためでなく、レンズ間の焦点距離を同期させるため。そのため、歯車さえきちんと噛めば問題ない(はず)。