フィルムの現像が帰ってきた。

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先日初めてフィルムカメラを手に入れて、露光の調整やマニュアルフォーカスに苦戦しつつもフィルム一本分撮影した。

近所の写真屋さんには先週中頃に現像を頼みに行ったのだけど、なかなか受け取りに行くことができずにいた。結局手元に帰ってきたのは今日になった。あとから調べてみるとカラーネガならその日受け取りの可能な店舗もあったそうで、もう少しよく調べてから出したらよかった。

「現像に出す」というのはフィルムカメラビギナーとしては新鮮だった。現像に出してから、心のどこかでいつも写真の結果が気になっていた。撮影結果を見るのに他人の手を経由しないと見れないというのは独特の時間の流れがあると思う。デジカメなら家に帰ってすぐディスプレイ上で眺められるけど、お預けされているような。少しやきもきする。

梅干しでもないが、一方で、その分寝かされて自分の中で反芻して、写真に思い入れが生まれるのかもしれない。今回のは初めてということもあってか、見返してみるとどれも記憶がはっきりしている。

現像を頼む際、焼き増しや引き延ばしなど分からない単語もたくさんあった。デジカメネイティブ世代としては、やっぱり保存用にデジタルの情報に変換したものも欲しかったので、現像とCD取り込みを依頼した。占めて1080円也。フィルムカメラはランニングコストが…という話は聞いてはいたが、なかなか地味に効いてきそうな感じ。

 手元にネガが残っているのは、なんだか足跡を残しているようで心地良い。