手荷物検査 vs 私。

手荷物検査ってご存知ですか? 知ってますよね。

紫外線でもって鞄の中身を透視して、万一鉄砲でも入っていようものなら、警察の御用になるアレです。

私はフィルムカメラ愛好家であり善良な市民なので、鉄砲は持ってませんが、フィルムは持ってます。 フィルムは日の光に反応しますが、残念ながら紫外線にも反応するみたいです。 でもって、紫外線は鞄の中身を透過して手荷物検査の像を結ぶのです。 ということで、フィルムを手荷物検査装置にかけるとせっかくパトローネで遮光してても、感光しちゃうんです。

これまでも、フィルム片手に何度か手荷物検査と出くわしたことがありました。その度、つたない英語で何とか切り抜けてきましたが、今回はどうにも切り抜けられなかった。私のフィルムは無情にも手荷物検査機へ吸い込まれていった。脳内にはドナドナのBGMが…

ドナドナドーナードーナー...

以下に私の被害例を載せます。 最近の手荷物検査機は進歩したので、高感度フィルムでなければ問題ないとされている[要出典]が、幾つかのフィルムに不思議な影が指していた。 光線漏れとはまた違い、特定の色が模様を伴い感光している。 国外へ持ち出したフィルムが6本。持ち帰ったフィルムが10本*1。 持ち帰った10本のうち5本を既に現像している。36枚撮りが5本で180枚。このうち2枚に被害が見られた。

多いとみるか少ないとみるか。 持ち帰ったうちの残りの5本は未使用だけど、もしかしたら紫外線で感光済みかと思うと、少し怖い。

「最近の手荷物検査機は、技術の進歩で超好感度のフィルムでなければ影響はないよ」と従業員から説明されたが、やっぱり感光してるじゃん!あの面白黒人め!恨んだる笑

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AGFAPHOTO VISTA400

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Lomography 400

*1:現地のカメラ屋によって珍しいフィルムを買って帰りました。