おわかりいただけるだろうか。

ホタルを撮った。撮ったのだが…


ホタルを撮った。いままでホタルの撮影に挑戦したことはなく、今回が初チャレンジだった。当日は朝からカメラ片手にふらふらしていて、結局ホタルの撮影場所に着いたときには数コマ分のフィルムしか残っていなかった。私の初ホタル撮影は試行錯誤する間もなく終わった。

手応えは散々だったが嘆いてもしょうがないので馴染みの写真店へ持ち込んだ。店員さんにホタルを撮影した旨と、アンダー気味でも黒潰れでもいいのでとにかくデータに起こしてほしい旨を伝えた。こういうとき顔を突き合わせてやり取りできるお店はありがたい。

以下、現像+スキャンから返ってきた写真を示していく。心して見てほしい。


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注:真っ黒な写真ではない。

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注:心霊写真でもない。

デジタルカメラ用の現像ソフトでトーンカーブをバキバキに編集すると謎の光が現れる。そこには確かにホタルがいたのだ。では、ホタルの場所を覚えた上で、もう一度見てほしい。

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心の目で見てほしい。

スキャンされた写真にも、贔屓目に見ればホタルの光が写っている。写ってるってば。


こんな失敗例だが誰かの役に立つかもしれぬと恥を忍んで条件を晒す。leica iiia + elmar 5cm 3,5fで挑んだ。iso400、f値は開放で3.5、SSは1秒ぐらいだっただろうか。脇を締めて手持ちで撮った。冷静に振り返ると可能性を微塵も感じられない。長時間露光でもしないのであれば、もう少し明るいレンズ、高感度フィルムで挑むべきか。本気で撮るなら、その場で結果を確認できるデジカメ併用は必須かもしれない*1

あと雑感として、ホタルがいる場所はカメラマンだけのものではないということもよく感じた。純粋に(?もちろん私も純粋なはずだが、)ホタルを見にきている他のお客さんもいるので上手に共存していきたいところ。まずは真っ赤なAF補助光を消すところから始めましょう。

皆さま良いホタル撮影ライフをお過ごしください。

*1:フィルムカメラで撮る意味とは。

夏の予感。

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ちょうど一年前ぐらいに猿島へ行った時の写真。この日使ったフィルムはKodak Ultra Max400。コッテリした色乗りは私にとって衝撃だったし、それ以降お気に入りのフィルムになった。50㎜のレンズが好きになったのもちょうどこの頃。いろいろと節目となった一日だった。

なぜか金曜日にお休みをもらっていたので、この週末は3連休でした。振り返ると特に何か特別なことをしたわけでもないのだけど、快晴の清々しい日が続いて気分が晴れやかな週末だった。連日の恵まれた天気もあり、そろそろ木々の緑が深まってきている気がする。この時期の新鮮で鮮やかな緑をぜひカラーフィルムで収めたいところ。去年に引き続き猿島へ行くも良いし、今年は山の方面を攻めるのも良いかもしれない。あと、街角では紫陽花がチラホラ咲きだしている様子も見かける。少し気が早いかもしれないけど、来週末ぐらいに紫陽花を撮りに行くのも良いかもしれない。短い夏が始まろうとしている。今年もカメラを持って出かけたい。

暑い日が続くので。

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さすが写ルンです。周辺が流れてようが、減光してようが、有無を言わさぬチープ感で押し通せる(気がする)。
まぁまぁ暑い日が続いている。最近はゲレンデの写真ばかり見ている。